店主の日記BLOG
良い洋服は丸い。そこで活きてくるのが “手仕事” の妙です。

良い洋服とはどういったものなのでしょうか?着る人の身体に合い、格好良く見せる、着ていて気分が上がる etc...。様々な考え方があるなか、丸く、立体的に作られていることは共通します。
パリコレクションなどに出ている一部のモードな洋服はその限りでないかもしれませんが、クラシックをベースとしていれば平面の生地をいかに身体に沿わせていくかが良い洋服の条件となります。身体が立体的である以上、洋服も丸く立体的でなければいけません。
ジャケットであれば毛芯を入れてラペルのロールを美しくすることから始まり、バストからウエスト、ヒップにかけての流れるようなシルエット、たっぷりとしたイセ込みによる肩回りの立体感、ゴージラインのカーブなど、手仕事の妙が良い洋服には詰まっています。
もちろんミシンを否定するものでなく、強度の高さといったメリットはあり、ミシンのほうが優位なところもあります。適材適所、ミシンとハンドを縫製では使い分けていくことにより洋服の完成度が高まっていきます。完成度の高い洋服は着ていて疲れにくく、色気を感じるような美しいものとなります。
手仕事の妙を感じていただける、J&TAILORのオーダーメイドをご体感いただけますと幸いです。


